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アトピー性皮膚炎は漢方薬だけでは治らない?!   (わが子のアトピーを克服した 臨床漢方薬剤師 矢野間道明 体験談)

漢方専門薬剤師として30年、漢方の相談を受けてきたが、正直言ってアトピーの相談にはいつも悩まされてきた。
その理由のひとつとして、殆どの人が長期間にわたってステロイド軟膏を使用し、どうにもならなくなってご相談にいらっしゃるからである。

別にステロイドが悪いと言っているわけではない。

ステロイド軟膏は炎症がひどい時には、使った方が良い時もある。しかし、腕に比べ、頬の経皮吸収率は13倍も違い、つける部分によって軟膏を細かく、使い分ける技が必要だ。基本は紫外線の影響が少ない良質の白色ワセリンが良い。


また漢方薬も、初心者はお決まり処方、「当帰飲子」「温清飲」「消風散」「黄連解毒湯」「白虎加人参湯」「十味敗毒湯」「冶頭瘡一方」等、
外用薬では 「紫雲膏」を使うが正直言ってあまり効かない。

漢方家は経験した人も多いと思うが温清飲は黄連解毒湯と四物湯の合方で、使い方によってはかえってアトピーを悪化させてしまうものもある。仮に一旦は痒みが治まった場合でも、また痒みは繰り返し、そうしているうちに今度は以前出した漢方薬が効かなくなる。

ここで医療従事者(漢方家も含めて)は多いに悩む。そしてこう言う。

「アレルギーは一生治らないから、上手く付き合っていきましょう。」

では、ここでなぜこのようなパターンをたどるのか?

答えは簡単である。どんなことでも、原因があって結果がある。
原因に合うような方法、つまり鍵穴を一致していないので結果にはつながらないのだ。

私の一人息子は生まれつきアレルギー体質で、皮膚病を何度も発症し小学校に入りアトピー性皮膚炎を発症した。
勿論、漢方薬を使ったが最初は効くが、しばらくすると今度は効かなくなる。この繰り返し。まったく嫌になる。

なんとかこの皮膚病を治してやらないと、この子の将来に影響してしまうと思い、又、自分の漢方の力量不足かとも思い悩んだ末、恥を忍んで、日本で一番と言われる漢方医、そして中医師二人を訪ねたが、結局変わらなかった。
また某、大学病院のアレルギーの著名な先生に診察してもらったが、全くお手上げ状態。困った。困った。本当に困った。
でも何としても息子をアトピーから解放してやらないと!治るならお金はいくら掛ってもいい!とまで思った。 

母親は「どうしてこんな身体に産んだの?」と子供に言われ、
また祖母にも「他の子は皆、綺麗な肌をしているのに何でうちの子だけが・・・。」と言われて妻は自分を責め、いっそこの子と死んでしまおうかと思ったと言っていた。


なぜ治らない?何か方法が誤っていないか?堂々巡りをしていないか?アトピーを征服するルートを間違っていないか?

そして試行錯誤の上ついにやっとたどり着いた。10年掛かった。遠い道のりだった。
「猟師、木を見て森を見ず。」とは良く言ったものだ。これで扉は開く!鍵をついに見つけたぞ!


早速、腸の強化と大腸の悪玉菌の排除、リンパ球のTh1、Th2のバランス、そして活性酸素の消去に取り掛かった。日に日に見る見る綺麗になった。
私もプロなのでその経過を写真に残しておいた。状態が悪い時には確かに舌に表れていた。今は舌も綺麗で良くなって8年が経過した。
治ったのだ!かつてのような無理な食事制限もなく今はなく、好きな物を自由に食べている。
でも肌は綺麗そのものだ。自由に美味しい物をすきな時に食べられる事の幸せを、今本人は、充分かみしめている。

 

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